3年間分のenPiTをふりかえって
この記事は,全enPiT Advent Calendar 2020 22日目の内容です. adventar.org
今年度でenPiTが終わってしまうということで,履修時とTA2年間分を振り返ってみようと思います.
履修時
詳細なアレコレは過去にブログに乗ってます. chikuwait.hatenablog.com
もう2年近くの話になるんですね. 時が過ぎるのは本当に早い. 昔の自分は,技術が好きで,興味ある技術を勉強できればそれで良いみたいな節があるタイプでした(アジャイルって反復ウォーターフォールでしょ鼻ホジホジぐらい). そんな人間でしたが,enPiTでは,「良いもの・価値があるソフトウェアって何か」を常に考え続けながら作り続けるという新しい経験ができ,刺激的だったことを覚えています(技術好き好き人間にとってはかなり貴重な経験). ソフトウェアを開発し,実際にユーザに使ってもらい,価値や課題解決について検証するような一連の流れを大学生の間に経験できたのは貴重な機会だったと今でも思います. ただチームで与えられたお題で開発するだけではなく,そのソフトウェア価値や意味について常に考えることを要求されるのは,授業としては珍しいのではないでしょうか(他大学の事情を知らないので主観). この時学んだプロダクト思考?は,今でもキャリアや将来を考える中で大切にしていきたい要素として残り続けています.
謎の勘違いでPMの俺がタスクを振るぞ!!みたいな感じで一人でタスクを分解して振ろうとして単一障害点になったり,謎のWBSを作ってPMヅラし,その結果スケジュールが大崩壊して単一首絞めリーダになってストレスで爆散したり(あまりの病みっぷりで教員にはご迷惑をおかけしました),このやり方変えるぞ!!!っていって周りを巻き込んでアジャイル開発やるぞ宣言をしたり色々あった1年間だったなーって今振り返ると思います.本当に色々ありましたが,チームメンバにも恵まれ,本当に楽しくチーム開発ができました.自画自賛かもしれませんが,面白いプロダクトも作れて,やる気に満ち溢れた素晴らしいチームでした.
明らかにenPiTは青春である.最高!
TAをやって
2019年5月から自分が履修生時代に所属していたビーコンチームのTAを週2でやっていました. TAはTAで履修生時代とはまた違った学びがありました. 履修生時代は必死に物事をこなすことで精一杯でしたが,TAにもなると色々全体が見えるので「今の自分ならどうするかな~」なんて思いながら考えたり,チームも違えば選ぶ選択も違うので,「なるほどその考えはなかった」みたい事に遭遇したりします. 例えば,未来大のプロジェクト学習においては,7月の中間発表までに開発するサービスを決めて紹介するみたいな暗黙の流れがありますが,今年のチームでは「無理に7月に間に合わせてパッとしないサービスを紹介するくらいなら,サービス考案にもっと時間をかけて質を高めたい(意訳)」みたいな選択をしていました. 自分は無理に間に合わせる選択を取ったのでデスマーチになったりしたので,自分が選ばなかった選択肢でどうなるかっていうのも見れるのはTAの面白さかもしれませんね.
TAをやっていて難しいなと思ったのは,どこまで干渉や口をだしてしまっていいのかという距離感みたいなところがありました. 自分は結構おせっかいで色々言いたくなってしまうで,常に口を出しすぎてしまったかな?と常に悩んでいました. TA初年度に関しては,完全におせっかいしてしまったので,2年目はもう少しうまくやれないかなっていうところで,プレッシャーを与えすぎず,極力自主性を尊重するフィードバックの仕方を模索していたりしました. 特に2年目のチームは,Noとハッキリ言ってくる&クリティカルシンキングがかなりできるチームだったので,求めているフィードバックを明確化したり,TAや教員にはどういうふうな振る舞いを望んでいるかみたいな議論をしたりと,TAとしても色々挑戦できたりしました.
ちなみに,今年のチームがTAと教員に求めるものは以下の内容でした.
私たちの求めるもの - 過去の知識、成功事例をシェアして欲しい - メンバーからも積極的に質問する - 外から見た視点(意見)を教えて欲しい - メンバーからも積極的に質問する - 進んだ方向が致命的な結果を招きそうな時に止めて欲しい - 仲間の一人という認識で活動していきたい ※先生やTAの方々が言うことは絶対ではない(クリティカルな意識を持つ)
TAの振る舞いについては,様々なやり方があると思いますが,こういう風に履修生がTAに求める振る舞いを言語化して,できるだけ沿うように振る舞うのも一つのやり方なのかなと感じました. 余談ですが,「最後の仲間の一人という認識で活動していきたい」っていうのは何か個人的にジーンときました(ここまでTAがチームの中に入ってしまって良いものかというのかという別の悩みもあるが).
TAにはTAなりの難しさがありますが,最初はよそよそしかった人たちが,チームとして成長し,良いものを作るために議論を重ねて開発していく姿を見るのは,エモーショナルな気持ちになるのでオススメです(親心疑似体験).
おわりに
こんなにエモーショナルなenPiTですが,今年度で終了します. 履修した身としては寂しいですね. enPiTでは,いろいろな経験をさせてもらいました,文章では表せないくらい感謝しています. 規模は縮小されてしまいますが,各大学でenPiTが作り上げたものをうまく残していてってほしいなとか思っていたり. また,一つの存続方法として,AgilePBL祭りというものを昨年度からはじまっています. enPiT OBとして,できる限りお手伝いをしていきたいと思っています.
みんなプロポーザル出してね!
(気持ちが溢れたが,全然文章がまとまらなかった)
卒業研究で事故る可能性を減せるかもしれない10のTips
10/21 研究日誌
- 今日から別の論文を書き始めている
- とりあえず,今日は1章を書き進めていた
- あとはバイト周りのあれこれの面談したり
- 午後は割と授業が多かったので,あまり論文書く時間が取れなかった
- 課題も重かった
- 明日は色々書き進めていくつもり
10/14・15・16 研究日誌
数日書くのを忘れていたので,まとめて書く
- 大体空き時間は論文修正やオープンラボ準備
- 指導教員から真っ赤になって返ってきたのを直す
- 中々指摘内容が難しい...
- いつも真っ赤なので返ってくるとしょんぼりする
- オープンラボはLTとか研究紹介用のスライドを作成
- 弊研究室はオープンラボで必死にならないと人が来ないので大変
- 水木金は授業が多いので,あまり研究とかに使える時間がない
水曜の研究時間: 10~12時,13時~14時,18~21時 合計 6時間
木曜の研究時間: 10~12時,18~21時 合計 5時間
金曜の研究時間: 9~12時,18~20時 合計 5時間
10/13 研究日誌:文章直したりオープンラボの準備したり
- 午前中と夜は論文を修正していた
- ページ数の制約に合わせるのが厳しい
- 無理に収めようとすると説明が足りないところが出てくる
- とりあえず収めるのはまた先にする
- 午後はオープンラボの準備をしていたりした
- 色々真面目に(ふざけて)コンテンツを錬成しているので,弊研究室に興味を持ってほしい
- LTしたり僕の研究風景を垂れ流したり,Q&Aに答えたりする予定
- システムソフトウェアなんて不人気みたいなところがあるので,こういうところで研究に興味持ってくれる人材を探していく
- 第1志望で埋まるくらいには来てほしいなあ
本日の研究時間: 9~12時,13時~21時
合計 11時間
10/12 研究日誌:ゼミしたりあれこれした
- 午前中はゼミ資料を作っていた
- 昼から定例ゼミがあって,進捗を共有したりした
- 自分の研究もそうだけど,後輩の研究もできるだけ気にかけていきたい
- あとはオープンラボの準備とかした
- どうやったら後輩に弊研究室の興味を持ってもらえるんでしょう
- 夕方から先生に文章を読んでもらったりした
- 少しだけ変えたって言ってほとんど違う文が帰ってきた
- 内容はそのままに,わかりやすくなった感じ
- どうやったらそうなるんだろうな...って力不足を感じる日々
- 明日は別の文章を直していく
本日の研究時間: 9~12時,18時~20時
合計 5時間