RubyKaigiのLTに登壇したはなし
はじめに
9月の18~20に広島で行われたRubyの世界最大?のカンファレンスRubyKaigi2017のLightningTalk(5分の短い奴)に登壇しました。
喋るまでの経緯とか
僕は去年京都で行われたRubyKaigi2016が初めての参加でした(当時B1)。 その時にあまりC言語とか分かんなかったし言語処理系とかサッパリだったので、「ぼくの おもってた RubyKaigi じゃない」って思いました。 だってC言語ばっかだったんだもん…。でも、参加して言語処理系やRubyの中身に興味が出たし、Matzとも話すことができてとても刺激的でした。多分一生忘れない思い出。
そんな感じで、なんかディープな世界を覗いてしまったわけですが、自分も登壇して喋れるくらい強くなりたいって思ったんですよね。完全に影響されてしまった。 といっても、簡単に喋るネタが出てくるわけでもなく、中身を弄るネタもあるわけでもないんですよね。難しい。暫く圧倒的成長したいな〜なんて思いながらLand of Lisp読んだり自作言語つくってみたりしながら微妙な期間を過ごしてました。
そんな中今年の4月にいきなり居候先の教員から「mruby をBitVisorに組み込んでOSC(オープンソースカンファレンス)に出展しない!?」とSlackで連絡がきまして。 システムプログラミングしたことないけど軽い気持ちで了承してしまってさあ大変。 はじめてのOSの下を雰囲気でググりながらやったりしてとりあえず締切に間に合わせる(OSCの前日05:30くらいに完成)。おもったよりOSCでウケがよかったのでRubyKaigiワンチャンあるんじゃね?って思ってLTに出しました。その間に偶然拾ってもらえたKLab株式会社さんのインターンで浮動小数点数対応をしていたりしました(詳細は後日まとめます)。そしたら無事に採択されたので万歳!と発表することになりました。
話した内容
ハイパーバイザーにmrubyを組み込んで何がしたいかという導入から入り、ハイパーバイザーで動かす上での技術的課題について触れました。 5分ということもあったので、詳細には触れませんでしたが、主にlibcがない、浮動小数点数の問題に言及しました。
話してみて
正直そこまでウケないんだろうなぁって思っていましたが、思ったよりTwitterの反響はあってびっくり。 BitVisorの存在自体は余り知られていないと思うので、国産ハイパーバイザーでこういうのがあるんだよ!と伝えることが出来たのは良かったかなって思います。 あと、カンファレンスやこれだけの大きな会場でこれだけの人数を前にちゃんと話すのは初めてだったのでめちゃくちゃ緊張しましたが、楽しかったです。
今後
まだmruby in BitVisorは動いただけなので、これから整備していきたいと思っています。さすがにこれで終わらせるつもりはないです。 なので来年のRubyKaigiに「mrubyでOSを弄ぶ」みたいなcfp出せたらいいなぁって思います。学生中にcfp採択されたい。
今後も今の状況に満足せず、努力していきます。